幕末から明治への移行期大変革期の生き方を渋沢に見る。

童門冬二著「渋沢栄一人生意気に感ず」

現在は時代の大転換期。嘗ての転換期に、直接
の回答は無くとも、手掛かりはある。

幕末から明治にかけての大転換期の重要人物の一
人が、渋沢栄一。

次期壱萬円札に内定した注目の人。で渋沢の伝記
小説を読む。

渋沢は旧幕臣、徳川慶喜の家来。でも、政権交代、
維新の重要な時期は、慶喜の弟の昭武に同行し、
France滞在。

Paris万博等の業務に従事当地で利殖に成功し、
長期滞在も可能な資金を確保したけど、昭武が
水戸藩を継ぐことになり、帰国。

自身も水戸で昭武を補佐する積りが、静岡で蟄居
の慶喜に引き留められた。

その後新政府から出資を求められ、抵抗したけど、
元宇和島藩主伊達宗城の話に感銘。

人生意気に感じ、大蔵官僚に。西郷隆盛が、政府
に緊縮財政にけちをつけに来たのを、二宮尊徳と
相馬藩のことを挙げて説得。

西郷は、日本全体のことよりも、薩摩下級武士の
ことを優先させ征韓論主張。

それが潰れたら、西南戦争で自滅。西郷は、山県
有朋らの徴兵制、国民皆兵、武士廃止政策にも
悩まされた。

薩摩大久保利通もやはり反緊縮。軍へのばら撒き
主張して渋沢と対立したけど、岩倉使節団に参加
して長期外遊。

でのその次は、江藤新平ら佐賀藩が反長州で、
緊縮は長州思想と決めつけ、強硬に予算増額要求。

渋沢流石に切れて辞職。かねてからの目標、実業
家に転身、株式会社と銀行を日本に定着させるこ
とを実行に移す。

渋沢の見立てでは、近世の大名貸しは、商人
の本義に反し、論語にも反する。

官吏は凡庸人にも勤まるけど、商工業者には
才腕が必要、民間業者に優秀な人が集まらねば、
国は健全に発展せず、と辞職反対した同僚に啖呵。

覇道を劣るものとし、王道を行けとする儒教論語
の思想は有意義だけど、士農工商差別のところは
駄目、改めねばならず。



いんちき陰謀論者、安部芳裕さん、鬼塚英昭、広瀬隆さん、内海聡さん

野口英明著「世界金融 本当の正体」Cyzo。

既存の陰謀論の誤りを批判しつつ、真の陰謀論
の必要を説く。

導入部で、Holocaust産業の悪辣Swiss、Germany
へのゆすり、金銭巻き上げを批判しながらも、世
の猶太陰謀論の多くは嘘まみれだとする。

陰謀論は飛んでも、の世間常識、体制順応主義が
はびこるのも無理は無い。

でも陰謀論を全否定するのは愚か。健全な社会の
ためには、権力監視が必要。

権力者は本心本音を隠し、被支配者らをだまして
従属させる。権力者は必ず陰謀を駆使する。

それを非権力者の側は極力正しく読み破るべきだ。
欧州猶太の中で最有力一族とされるRothschildに
関して、誇張や嘘伝説が大量に流布する。

Napoleon敗戦の情報をいち早く得て、投機で他の
者どもを欺く行動をして、一日のうちに巨富を得た、
は著者によると誇張、歪曲だとのこと。

安部芳裕さんらは嘘伝説を拡散させる。鬼塚英昭
の猶太謀略も嘘まみれだとのこと。

Rothschild家はNaziに痛めつけられるなどして、20
世紀に没落した。

Rothschildは20世紀に、USAに拠点を拡大させて
勢力を維持した、あるいは復活したとの誤解が
はびこる元凶は広瀬隆著「赤い盾」にあるとのこと。

本書は至福の三分の一近くを割き「赤い盾」の嘘
を暴き叩く。

広瀬氏の系図解釈、親戚関係認定には無理、誤り
が多過ぎる、と。

「赤い盾」はNon fictionとは呼べず。反猶太勢
力が捏造したZion議定書に関して肯定論をぶつ
内海聡医師を批判。


何故政治屋どもは人口削減を企む闇勢力の意向に反する人口政策を掲げるのか

「真実は孤独な戦士」まだ続き。

闇勢力、悪魔勢力は、増えすぎた世界人口を
大幅に減らす策略を持つとされる。

CNN創業者Turner氏は世界人口を20分の1にする
のが望ましい旨発言したとのこと。

反捕鯨団体Sea Shepherd代表Watson氏も闇勢力
に連なり、人口削減論者らしい。

予防注射は人口削減兵器の一つ。Bill Gates氏
も人口削減論者として知られ、予防接種事業に
多額寄附。

ただ、急性副作用が多すぎると使用禁止になる
ので、長期間後に悪影響が出る様に作られる。

注射Vaccineには水銀、Aluminium、猿蛋白等の
有害物質が含まれ、Alzheimer病の危険度を10倍
にするとされる。

気象兵器に関しては、電磁波兵器やHAARP以外に
も超低周波兵器なるものが存在するとのこと。

それで上空のJet気流を変化させ、気候、降雨地
を変化させる。

高気圧低気圧、Hurricaneを操作することも出来
るらしい。

AIDS等の病も人口削減策の一つ。非基督教徒の
拙者としては、暴力による人口削減は悪にして
も、地球生態系、自然界のことを考慮すれば、
やはり現在は人口過剰と見られる。

人口減少が望ましい。政治屋らが闇勢力の意向
に反抗するのかは不詳だけど、矛盾する人口増
加策を掲げることに疑問を感ずる。

航空機による有害物質散布Chemtrail攻撃、USA
では農作物、農地が主な攻撃対象にされる。

蜜蜂減少はChemtrailが原因?日本ではChemtrail
で病原菌ばら撒きの噂がある。
山火事を増やすためのAluminium散布もある?

著者は人口削減は神の意志に反するとし、USA
では減反政策を止めれば食糧増産可能、人口削減
不要。

それなのに、人口削減した方が支配がやり易く
なるとして暴走する悪魔勢力を批判。


橋本政権がClinton元大統領を怒らせた本当の理由?

「日本の情報と外交」続き。

日本は戦前から外国過小評価、自国過大評価、の
悪癖があり、戦後もそれが治らず、と著者は批判。

尖閣問題に関して、対中軍事衝突を煽るとか、軍事
衝突でも日本圧勝とするのは、相手が核保有国で
あることを無視し、中共過小評価だ、と。

太平洋戦Midwayの敗北は、暗号を読まれたこと。
日本側は読まれたことに気付かず。

USA盗聴戦略は戦後冷戦でも威力発揮。79年、
Afgan侵攻の年あたりから、Soviet要人盗聴に成功。

橋本元総理は、米国債売却したい、と発言して米側
に不興、潰された、とする説があるけど、本書は、
USA Clinton元大統領が不倫の窮地をIraq軍事攻撃
で脱出することを画策した問題を指摘。

日本側は、長野五輪を理由に反対して、USAを怒ら
せた、と。USAはJapan passingに走り、対中関係に
のめり込み。

N Koreaは日本列島上空通過のMissileを発射。この
状況で日本外務省は、独自偵察衛星保有で米大使を説得。
害務省の手柄?

Armitage氏らの反対派を押し切る。USAは9・11阻止
失敗、警告情報がありながら対応策を採ることが出来
ず、を受けて情報改革。

上層部に情報を集中させることよりも、組織で情報
共有する方向に改めたとのこと。

戦後日本は軍事面で弱体化され、現在は高額武器を
押売りされて保有するにせよ、USAからの指示が無い
とどもならず。

情報面でも弱体化された。山本七平の所謂空気に支
配される日本は、情報能力を強化するべきだけど。

著者はUSA Foreign Affair誌を高く評価。同誌を読め
ば、国際情報Mafiaに準ずる立場になることが出来る。

でも小泉政権の対N Korea首脳会談は、FA誌で示され
た、USAの意向を無視したものと批判。

情報のProは、15秒で話すべきだ、とのこと。総理大
臣答弁はその逆だけど、相手に分らせるよりも、野
党の質問時間を削減するのが主眼だから、だらだら
長く話す。




孫崎元外交官、日本害務省の無能を曝露

孫崎享著「日本の情報と外交」PHP新書。

1970年代前半日本はUSA Nixon政権の対中接近策
に動揺、混乱させられた。

著者はこれが佐藤政権崩壊の一因だとする。後に
得た情報では、Nixon対中接近の意図は、一に
Soviet包囲、二にVietnam戦争終結に北京の協力
を得る。三に対中貿易。

著者は害務省intelligence専門家、民主党鳩山由
政権Brainとされる。

本書で示されるのは、日本害務省でUSAや主要国の
動向を正しく分析できる人材がいかに乏しいか。

著者自身、回教圏で勤務しながら、当時の石油危
機を予測することが出来ず。

日本害務省内で米中接近を予測した人物が一部に
は居たけど、上層部に潰された。

71年、Vietnamで現地調査を試みた日本害務省に
対して、USA Kissinger氏は軍事攻撃あり得ると
脅した。

日本側に、USAの意図を正しく知る能力が無いの
に、対米自立も対米独立もあるか。

著者は、恐らく日本の若者をだます意図で、戦
後日本政治で対米従属と対米自立の対立構図を
捏造して「戦後史の正体」なる怪著を6桁売上げ、
論壇で一時期注目された。

日本害務省は、Iran原理主義革命を予測できず。
USAはIran国王追放革命をお手助けした。

でもその後のIran外交断絶は誤算?Carter政権は、
反独裁、民主化推進政策でで国王追放、S Korea
 Park父暗殺させた。

BrainのBrzezinskiはIran革命で回教勢力を強く
してSoviet包囲強化することに期待。

田中康夫元知事に引退勧告された津田氏だけど、全否定するのは惜しい?

津田大介著「ゴミ情報の海から宝石を見つけ出す」PHP。
14年2月。

文章を書く際にはfact七割、opinion三割にする。素人は
opinionばかりを書きたがるけど、その気持ちを抑制する。

推量と断定の割合を工夫する。著者の仲間の東浩紀さん
はそれが上手いと褒める。

炎上を恐れるよりも、炎上を繰り返して耐性をつけよ、
と説く。

高城剛さんが説く通り、これからの世の中で生き残る
ためには、得意分野を複数持つことが必要だ。

話が上手くなるには、兎に角場数を踏むことに尽きる。
資料は話の前に渡さずに、話の後に渡す方が良い、
身振り手振り付きで反すのが良い。

著者は、20代、駆け出しの頃、体力はあるから兎に角
書かせてくれ、と泥臭く葉書送りつけて売込みしたと
のこと。

今は専門Blogで人気を獲得して、雑誌、TV等既存
Mediaから声がかかるのを待つのが手順。

SNSは機会平等の世の中を作る。SNSは人脈を作る
よりも人脈を深めるための道具だ。

著者の情報源は本が3割、人づて4割、Netが3割。
Twitterで批判されても即Blockはせず、最低一回
は返信する。

付録対談で登場するNico動開発者「ドワンゴ」社長
川上氏、本来個人間には大きな差は無いから競争を
避けるべき、優秀な人は錯覚して競争をやりたがる
けど、と話す。

競争を避け、新しいこと、他人がやらぬことを
「逆ばり」してやることで、生き残るべきだ。

著者は、原稿書きで楽しいと感じたことは無い、
つらい、と話す。でも原稿が本になり売れるのは嬉
しい。

著者は再分配政策が良いと感ずる、だからLiberal
だ、と自己規定。

新規の仕事を依頼されたら必ず受ける。専門外の
ことなら、菓子折り持参してでも専門家に頭を下げ
て指導を受ける。

本書では、政治影響力行使したいとの願望が
ほのめかしで示されるだけだけど、愛知藝術祭
でのあのざま、今後政治権力に近づくのはやめ
る方が良い。



金融猶太の最終目標は世界政府なのか?

「真実は孤独な戦士」続き。

金融勢力がUSA Wilson大統領に国際連盟を提案させた。
世界政府推進のため。議会の意向を無視。米上院は
Versailles条約、連盟参加を否決。

金融勢力はUSA内に、連盟の代替物を設置。CFR外交
問題評議会。当初Morganが最大sponsor。

Morganから研究資金渡された大学の教授たちを参加さ
せて、傀儡色を薄めた。数年してからRockefellerも
本格参入。CFRが第二次大戦後国連設立工作の中核。

WW2後の国際資金援助Marshall planは、当初案では
当時の大統領の名を冠したTruman plan。でもそれで
は議会で野党(共和党)から批判されるとして変更された。

CFRとつながりのある多国籍企業を儲けさせるための
事業。USAはFranceをVietnamから追放したけど、
VietnamをUSA属国にすることには失敗。

Vietnam戦争に、USAはわざと負けた? 本気で軍事力
投入すれば、軍事面では簡単に勝てたところ、その
意志が不足した。

兵士に、敵方が攻撃するまで武器使用させず。Vietnam
戦争は、USAを反戦化、左傾化させる(その先の最終
目標は世界政府)ために仕組まれた?

戦争を推進した有力者は容共主義者。Vietnamが左傾
化してSovietの手駒になることを阻止するための軍
事介入、は嘘らしい。

でも世界政府説は関係では怪しいと感ずる。表に出
ず裏、背後、蔭から傀儡を操るには、二大勢力による
偽装闘争、両建て戦略が好都合。

国際社会での冷戦。20世紀後半の様な。あるいは国内
政治での2大政党制。

1990年代後半、USAは国際社会で独り勝ちの状況を築き
ながら、2000年IT Bubble崩壊以降変調、混乱。

これをUSA国力、国際支配力の衰退弱化と見る人が結構
居るけど、国際冷戦再現のための、猶太の策略に、USA
政府が操られた?



関税に罪をなすりつけ、労働者を奴隷化するGlobalist洗脳、戦略。

Perloff氏によると、FRB設立、所得税導入、
第一次大戦参加、は一連の謀略。税制改革は、
大戦での莫大な支出への対策。

第一次大戦処理「ベルサイユ」条約は大失敗で
あり、Hitler出現の元凶と見られるけど、世界
支配者らは条約の悪を認めず。

また1929年世界恐慌後の関税引き上げ合戦が
第二次大戦をもたらしたとする言説が横行する
けど、管見では関税は冤罪。

金融globalistには関税は反動であり許し難いに
しても、USAの日本虐めが関税止まりなら日本は
踏みとどまれたかも?

禁輸政策で日本は切れ、戦争に暴走したのである。
globalistは、帝国主義列強勢力による国際社会
bloc化を批判し、無関税世界、つまり世界政府の
方が良いとするけど、それは妄想。

帝国による中小国虐めを無くし、国際社会で諸国
間の平等化を進めるのが望ましいけど、世界政府
は解決策にならず。

戦後冷戦時代には、USA陣営(bloc)とSoviet陣営
との間で極端な貿易統制が敷かれ、関税は問題に
ならず。

でも所得税の累進方式は、戦時には機能するにし
ても、平時では事業者、経営者心理に悪影響を
及ぼす。

それでひねり出されたのが消費税、付加価値税。
でもそれには関税の様な、自国労働者保護機能が
無く、逆進性があり、労働者虐めである。

Globalist流の関税批判、無関税自由貿易思想に
毒され洗脳され、税制面でも労働規制面でも労
働者保護を放棄し、国民奴隷化を進める日本は
今や悲惨な三流国。


金持ちは移動時間を節約、移動時Risk回避に費用を惜しまず。

加谷珪一著「お金持ちの教科書」CCC Media House。

著者は出版社、投資Fund会社を経てConsultant
として独立。

Consulとして多くの経営者、金持ちと接する中で得た
知識、情報を披露。

お金持ちは有難うを口癖にするけど、金持ちが感謝
するのは環境に対して。

人に対しては感謝よりもお礼をする。相手が売る
商品を購入するとか。

お金持ちは自己責任思想を徹底させる。他人への
責任転嫁を避ける。

金持ちは電車通勤避ける。痴漢冤罪Risk回避、風邪
Risk回避、Taxi利用し、車内から電話で打ち合せする。

時はかねなり、時間は貴重。自分は自給いくらかを
常に意識する。

待ち時間は無駄だから避ける。行列に並ぶのは愚の
骨頂。飛行機は1st Classに乗らず、Businessにする。
Cost performance重視。

食事代は奢る。成功者に対して、あなたは才能がある
から成功した、は禁句。

才能無い人でも成功する方法を知りたい、の怠け心が
本音にある。それでは駄目。

金持ちになりたいなら都心に住め、移動時間を節約せよ。
自家用車持つな、Taxi利用で良い。

高級時計を見せびらかすのはそれなりに効果がある。
靴に注目する人の割合はすくなめ。

Fast Food店を仕事場代りにするのは止めよ、固定
した仕事場を持て。

金持ちになるには学校秀才になるのと全然別の才能
が要求される。

複数のことを同時並行で処理する能力や前例の無い
ことにうまく対処する能力が必要。

他人を妬まず、他人との競争や勝ち負けに執着せず。
他人とことなることをして、起業家として成功すれ
ば金持になる。