Russiaが西洋、国際社会に復帰するのは困難

 NHK world、22年3月31日、Eliot  Cohen教授談話。

Putin大統領は、Ukraine全土を占領して、Zelenskyy大統領を殺害しても、目標達成にならず。

Trump氏は、Ukraine人や欧州人に全く同情心を持たず。(Cohen氏は民主党寄り、反Trump、民主党支持者の芸人Pakkunが褒める)

Biden政権のAfghanistan撤収は批判されるべきだ。最良の展開は、Putin大統領が明日心臓発作で急死すること。

経済制裁が予想よりも早く効き、大量の反対運動が起きることを期待。

Putin大統領も習主席もともに独裁者だけど、前者が国際制度を破壊したいのに対し、後者は制度をChina仕様に曲げたい。

(Chinaは経済力があるからそれを利用し、軍事暴走に走ることはあるまいとの見立て)

中共はRussiaを支持するけど、兄弟の契りには進まず。Russiaは情報戦でUkraineにも我われにも惨敗。反露hackerにも負けた。


▼the Atlantic、22年5月11日、Eliot  Cohen論文。
Russiaの当初の戦争目標は、明かにZelensky政権排除、Ukraine全土あるいは東部全域占領、Belarus型属国化、あるいは事実上のRussia帝国への再編入。

Kyiv占領失敗で目標変更。Donetsk、Luhanskと、Odesaを含む黒海沿岸完全制圧へ。それも再変更。

RussiaからCrimea半島をつなぐ陸地支配とDonbas大半を占領。紛争を永続化させてUkraineの国家機能を麻痺させることに、さらに変更されるかも。

Putin政権維持も死活の目標になる。西側も目標を変更した。Austin国防長官は、USAはRussiaを弱体化させ、UkraineやNATO諸国への侵攻を不可能にさせる、と述べた。

戦争は、領土切り取り合戦であるのみならず、熱情や観念の闘争でもある。感情を無視するのは誤りだ。

1945年、Americaの対日戦争の本質は、欧州の帝国を廃絶し、開かれた、地球規模の経済秩序を成立させ、欧州を、Naziのみならず共産主義の独裁から救済すること。

Ukraineは勝勢だ。Russiaの予備兵たちは訓練不足。武器は整備不良。将校たちも無能。

Russiaの戦後処理は、第二次世界大戦後のGermanyや日本の様にはならず。Putin大統領が退陣しても、似た様な人物が、軍人か秘密police出身者が後継になる。

それでは国際社会復帰は不可能。聖書のCainの物語の様に、兄弟殺しは最古の罪。RussiaはUkraineを弟としつつ侵掠した。

Russiaは、狂犬病で傷だらけの猛獣みたいなもの。民族主義と虚無主義を奇妙に結び付ける。

西側は、中央Asia、東欧のRussia周辺国に梃子入れする。それで欧州の病人が道徳上の正気を回復するのを待つ。(管見ではRussiaもはや欧州から脱落、復帰不能)