日本は団塊世代が中高年化した段階で年功序列を止め、人件費抑制しながら若手を活用する狡猾さが不足して経済2流に転落

 日本の明治体制は、地政学を軽視、発展段階説に毒され、独国を手本にして天皇制や陸軍を構築した。その誤りが敗戦をもたらした。

戦後処理で独国を手本にせよとは、その誤りを否認すること。

官邸官僚以外の一般若手職員が国会答弁を作成するのは変な慣習。この御蔭で霞が関が永田町を支配するわけだけど、残業過剰勤務の問題もあるし、やり方を改めれば良い。

野党議員がAI質問を試みたらしいけど、国会質疑の多くは人工知能で代替して良いかも。

冷戦後、日本は人口構造の変化、高齢化への対応が進まず、宗主国から仕掛けられた不当な構造改革、日本の社会構造が不公正な故に戦後日本は不当な経済利益を得た、とする悪意の攻撃に屈した。

日本は近世徳川時代後半以降人口過剰基調で、労働効率よりも失業抑止が重視された。長時間労働や低賃金が容認された。

団塊世代の年齢上昇や円高弗安攻撃で日本人の賃金が押し上げられ、日本企業は正社員新規採用抑制、非正規労働拡大、工場海外移転、技能実習生なる外国人低賃金労働者導入の安易な策に走り、社会を貧困化させた。

低賃金労働依存の経営から効率化、生産性重視への転換が遅れた。

少子化、人口減少は過剰人口の反動の面があると見られるから、慌ててばら撒き財政で対処するのは慎重になるべきと感ずるけど、岸田政権は流石に年功序列からの脱却の方針を掲げた。

年功序列は本来儒教思想。戦後日本では年功賃金が、経済成長期には人件費抑制策として機能したけど、低成長に移行した後、人口構成の変化に対応して中高年人件費を節約する制度に改めるのが遅れた。

若手社員給料抑制が続き、少子化非婚化が進行した。機械化robot化による人力労働節約効率化、賃金制度変更、年功賃金から能力給。人口構造に対応して制度や経営方法を改める。