Globalist Brzezinskiは、中共封じ込めのために、日本に何を期待したか

Brzezinski著「選択」続き。

America覇権主義に対抗するための中露連合が破れた状況
で、Chinaは孤立に陥らぬ様に配慮する。

平和愛好国と好戦国の二分法を止めた。中共と日本との対立
は歴史上の自然であり、政治上の便法だ。

Chinaは日本が核武装の一歩手前だとする。日本は一週間で
核を作る能力があるとする報告書を作成。

中共の将来展望は、日本が自力で従米を脱するか、あるい
はAmericaの撤退により余儀無く軍事大国し、台湾と同盟
し、中共と対峙、台湾が21世紀の満州国になる。

日本をAsiaから切り離すAmerica戦略を、中共は恐れる。
Americaは、日本を太平洋の英国にする様に努力する。

Americaの軍事拠点、China封じ込めを主要使命とする。
Chinaは日本の将来をAsiaと共有する様に仕向けたい。

当面は、中日米三角形を維持する作戦、性急に日米分断を
図ることはせず。

台湾が公式に独立宣言することは、米中戦争につながる
恐れがある。

今の日本は、正統な立憲民主主義であり、良き地球市民だ。
Chinaとしてうまい戦略は、忍耐強く台湾を経済面で大陸
に依存させ、Asia経済共同体を育て、政治上のAsiaの同一性
を推進する。その中にゆくゆくは日本を取り込む。

Americaを切り離す。Chinaは少なくともあと10年、ある
いはそれ以上、自国が現存の国際秩序に、政治面で挑戦す
る準備があると見ることはあるまい。

内部矛盾、格差拡大等の故に。Americaは、この状況を利
用して、東Asiaで、欧州の20世紀後半の成功を再現する
ことが出来る。

日本はAmericaの軍事保護国から脱し、太平洋での有能な
軍事同盟相手になり、Chinaの、東Asiaへの平和な関与を
増大させ、Asia連帯感情と国粋主義とを結びつけて反米
の方向に進む能力を減衰させる。



近代の不自然な解放主義Liberalismから脱し、自然な個性を受け入れよ。

近代Liberalism解放主義は、第一に古代宗教からの
解放を肯定した。

古代宗教は、現世の価値を引き下げつつ、現世での
身分差別を仕方が無いものとし、来世での解放、
差別からの解放を期待し幻想した。

近代革命思想は、来世での幸福、問題解決は無意味
だとし、現世を革命して問題を解決するとした。

宗教は役立たずで、現実問題から目をそらさせるもの、
そこからの解放が重要だとした。

近代革命は、宗教から人民を解放し、現実の差別や社
会矛盾から被抑圧者らを解放するとした。

日本戦後左翼Liberalismは、日本軍国主義からの解放
を正義とした。

日本が戦争に敗れたことを肯定し、外国、連合国の
正義を受入れた。戦前の日本歴史を徹底批判、それ
以前の歴史は論外、とし、外国追随、模倣を正義にした。

USA Liberalismは、20世紀に、民主党を介して、USAの
支配を世界に拡大させることを正義にした。

USAの権力を開放し、極大化させることを正義にした。
USA型民主主義を世界に伝道することを正義にした。諸国
を非民主主義前近代体制から解放するとした。

日本戦後左派は、敗戦直後の占領勢力方針、日本を徹底
脱産業化、Asiaの田舎にする方針を肯定したけど、冷戦下
で日本を産業発展させる方針に、宗主国が転換したことに
不満。

日本軍国主義は徹底悪、そこからの解放としての戦後平和
を肯定、西洋列強。連合国の悪を棚上げ。

戦後日本政治の主流派、自眠党は、日本左翼Liberalを批判
し、保守を偽装しながら、伝統よりも金儲け、利権を優先
させた。冷戦構造化の経済成長を享受、成長時代はTrickle
 downが機能した。

USAの世界支配戦略に追随しながら、日本にUSA国際利権の
おこぼれが流れるのを頂くことを戦略にした。日本庶民にも
利益が分配された。

でも、冷戦終結後は、USAからのおこぼれを期待し難い。
自眠党にはその認識が乏しい。

構造改革をすれば、経済成長が復活、継続すると妄想。
構造改革が日本は回作戦だと分らず(あるいはそれを承知し
ながら政治利権、地位のために悪政実行?)

でも構造改革で格差拡大、社会が疲弊底抜け。そのことを
認めて責任を取ることも、自然環境の制約を無視した経済
成長の矛盾を認めることも無い腐敗規制権力者らを退場さ
せねばならず。

過度の解放幻想、不自然肯定から転換、自然性を悪しき制
約とせず、個性として引き受ける態度への転換が望まれる。


斎藤一人さん、AI化で将来は週休5日説

斎藤一人著「一日一語」仕事編

一人さんの弟子の一人は、鬱と拒食症を褒め道で克服、
自分もあなたも皆偉い。

自分を責めることは無い。でもうまく行かぬ時、100
%自分が悪い、は魔法の言葉。

支払の時に、お金さん有難う、と感謝する。お金に好き、
と声かけするのも良い。

嫌な人を遠ざける言霊は、私の周りにはいい人しか居ない。
恐れを消すために、ついてるの呪文を使用する。

今は過去の肉体労働の時代とことなり頭脳労働の時代、
働き過ぎては良いものが生れず。

会社は社員を休ませ楽しませて、いい知恵が出る様に
するべきだ。すぐ怒る奴はBakaだ。

仕事ばかりでは人生詰らず、70歳、80歳でも恋は必要。
天に呼ばれた仕事が天職(天から自分に下されたもの)
天職は自分で探すものにあらず。

経営者は、やる気無い社員を丁重に辞めさせて、別の、
やる気ある人と交代させる。

他人に4割程度上乗せして褒めよ。働くことは、はた
(側、傍)を楽にすること(拙者は、これは語源説として
はいんちきと感ずる、でも思想としては有効)

相手の期待以上の仕事をする、それがpro。AI化、脱
肉体労働化が進み、将来は週休5日になる。

日本人らしい仕事の型は、損得よりもやり甲斐。欧州で
は貴族専用の皿が、近世日本で庶民にも普及したのは、
日本の職人が損得を度外視して製作したから。

人の上に立つ者は、曖昧な表現をしてはならず。商人は
暇な波動を出すな、忙しい波動を出せ。

女は男を立てる必要は無い。仕事を楽しむには、妄想を
取り入れるのが有効。

窓が汚い会社や店にはいい情報が入らず、窓を掃除して
いい情報を取入れよ。

完璧主義の害を逃れるために、鈍感力を身に着けよ。商
売では人情よりも義理、行動が重要。


対Terror戦争の裏側で麻薬利権、対露戦略のUSAはずるい

Engdahl著「Full Spectrum Dominance」続き。

Congo民主共和国での米中代理戦争へ。Tutsi族とHutu族
の戦争は、USA、Franceの代理戦争。

USAはCongoのGorilla保護名目で基金から援助支出した。
それを実際には石油や鉱物資源探索に使用した。

AfricaでのUSAの主要な敵は、90年代前半まではFrance。
2008年には中共に交代。

中共はCongo民共とbarter取引きをし、win-winだとした。
Obama政権は、Bush子政権の軍事外交政策を継承するため
に、Gates国防長官を再任した。(無理な外交方針転換試み
て潰された日本鳩山由政権とはことなる)

Gates元長官は09年に、USAのmissile計画は、Iranの
missile攻撃からRussiaを守るものでもあると珍答弁。

USA軍のAfghanistan駐留継続は、中露を包囲するため。
Brzezinskiは、Eurasia中央部、Afghanistan、Pakistan
や旧Soviet諸国を制することが、冷戦後USAの軍事外交
の優先目標だとした。

それを達成すれば、地政学と経済の賞を得ることが出来
る、と。Afghanistanには航空宇宙監視施設も置かれた。

ある防衛軍事分析者の言では、Afghanは、巨大な地上空
母と化した。Russiaの分析者は、USAの対terror戦争は、
軍事態勢を構築するための口実だとした。

RussiaはUSAがAfghanに軍人増派するのに反対。
Afghanistan、Taliban政権は、麻薬禁止したけど、USA
がTalibanを打倒してAfghanを占領したら、麻薬復活。
(中村哲医師殺害も、麻薬利権絡みでは、との推測もある)

USA軍人は、麻薬問題は自分らの担当業務にあらず、と
答弁したけど、Afghan阿片はRussiaに流入。

02年以降Russiaで阿片中毒が社会問題化した。
Obama前大統領は、就任の際に変革を標語にしたけど、
見せ方を変革しただけ。

Congo民主共和国は、Belgiumの旧植民地、旧名Zaire。
Franceの旧植民地Congo共和国と混同し易い名前に改め
られた。BelgiumのZaire統治は暴虐、最悪級。


斎藤一人さん、一寸先は光、上気元、牽引の法則。

斎藤一人さんの「一日一語」続き。

他人と比べず、自分の手の届く範囲で、怠らずに努力すれば、
強運が手に入る。松下幸之助もその例に入る。

営業等の仕事で断られて嫌になる、でも給料は嫌なことに対
して出る(美輪明宏さんも、給料はがまん料だとした)

無いものねだりをするな。一寸先は闇、の俗語を排す。一寸
先は光だ。

他人からの不当な嫌みや仕打ちに対してがまんするな、その場
で抗議せよ、がまんを重ねると恨みになる。

自分探しの旅は、過去の嫌な記憶を良きものに変更すること。
正しく開き直れ。閉ざされた心を開き、心を真直ぐに伸ばす
こと。開き直りは居直り、とされがちだけど、著者は別様に
定義する。

素直になる。卑屈、威張ることを避ける。自分の当り前を褒め
ればやる気が出る。上気元(上機嫌)になる魔法の言葉は「最高
です」

新たなことを一人で始めて、支援者が集まるのを待つ。万人に
効く薬は無いけど、万人に効く毒はある。

毒を盛られた人を愛で癒すのは大変なこと。言葉の毒をまき散ら
さぬ様に注意せよ。

怖くてもやる、それが勇気。他人から嫌な言葉を投げられたら、
それを腹に入れず(入れると恨みになる)に、そよ風の如くに
受け流すと良い。

相手が余りにひどい場合は、批判、忠告。地位や名誉は荷物に
なるだけ。地位や名誉で威張る必要などない、それよりも愛あ
る生き方が重要。

頼まれ仕事は神が用意したもの。大失敗しても落ち込み続けず
に、失敗を笑話にする(のが人生の達人だ)

お米に感謝すると美味しくなる。威張るな、舐められるな。
これで良くなる、だからよくなる、さらに良くなる、の口癖
がお勧め。

笑顔と愛のある言葉で世界中の神様を呼び寄せよ。愛と光
と忍耐、失敗したときに忍耐する。

問題が起きたら周りに相談しまくれ、他人の知恵を引き寄せる、
牽引の法則。


藤井厳喜さんは、Nixon政権の対中戦略を批判。

「日米戦争の真実」更に続き。

米英蘇Tehran会談は過ちだ。Yalta会談、密約も過ち。
Trumanが、天帝の地位保全決定を出し渋り、戦争を長
引かせたのは過ち。

稲村氏、Potsdam宣言は、過ちだけど、Stalinは同宣言すら
無視、国際法も無視し、日本軍人をSyberiaに拉致抑留した。

Hooverは、原爆投下は、Americaの良心に永久に重くのし
かかると批判。

稲村氏、広島原爆碑文は、USAの過ちを明記し、書き改め
られるべきだ。

Hooverは、Trumanが、左翼の側近の御蔭で、Chinaを共
産主義者に委ねたと批判。

Hooverは、共産主義批判論で、Stalin思想が、外交官は言
葉と行為を必ず矛盾させよ、としたことを批判。

茂木氏、Liberal自由主義を、F.D.Roosevelt New Dealが
変質させた。

American Liberalは本来小さな政府を守ること、それが
New Deal以降、大きな政府、左翼がLiberalの意味になる。
 F.D.RooseveltがUSAの国体を破壊した。

稲村氏、日本は共産主義への理解が不足したから、Stalin
に終戦仲介を頼むなんて愚かなことをした。

藤井氏、Nixon元大統領は、Vietnam戦争で、中共がVietnam
の背後勢力だと錯覚した。

China,Vietnamの仲の悪さを知らず。Kisssinger氏は、中共
北京政府と手打ちすれば、Vietnam分断維持、統一阻止でき
ると錯覚した。

79年の中越戦争で仰天。70年から71年にかけて崩壊寸前に
追込まれた中共をUSAが助けた。

USAは中共と不要の妥協をした。79年中共と正式国交した
Carter元大統領も愚。

中共は、AIIB国際投資銀行で、対米冷戦を決定づけた。
戦後USAが蒋介石を援助したなら、揚子江を境界に、
Chinaは共産党と国民党で南北に分割され、朝鮮戦争も
Vietnam戦争も防がれた。


日本式葬式仏教、贅沢な葬式は衰退、国際標準化へ。

島田裕巳著「葬式は、要らない」幻冬舎新書、10年1月。

日本には独特の葬式仏教があり、日本人は葬式に異常に
費用をかける。他国、国際標準の何倍も。

その日本でも、社会状況の変化により葬式のあり方が変化
しつつある。村落共同体衰退から葬式無用の流れは歴史の必然。

告別式の始まりは、中江兆民に対するもの。自由民権思想家、
唯物主義者兆民は、葬式を拒否した。

 1970年代に、日本独特の社葬、会社葬の慣習が発生。近年は、
結婚媒酌人、仲人が衰退、結婚式も変化しつつある。

日本式の贅沢な葬式の源は、平安貴族の浄土思想にあると見ら
れる。平安貴族は、庭園や阿弥陀堂で現世浄土を表現、代表例
が平等院鳳凰堂。

現代葬儀の祭壇は、現世浄土を簡略化したものとされる。遺族
は見栄で、高めのものを注文する傾向があるとのこと。

禅宗は儒教の祖先崇拝と融合し、修行中に死亡した僧侶のため
の葬式を、在家信者に拡大した。日本人のお墓参り教、祖先崇
拝は、儒教と共通する。

近世徳川政権は、基督教や日蓮宗不受不施派を禁止しつつ、全
ての人を形式上仏教者にした。


寺の壇家になることは、本来贅沢なこと。上層階層のみに許さ
れた特権。それには相応の負担が必要。

特定の寺と檀家として関係を結ぶならば、その寺から戒名を
授かり、戒名料を納める(布施をする)ことは義務。

それが嫌なら檀家を辞める。現在は辞める自由がある。寺の側
がきちんと説明すれば、戒名料が高過ぎるとかの不満、批判は
避けられる筈。

近世寺請制度で、在家戒名が一般化。著者は、日本武士の改名
や、伝統芸能での襲名が、戒名(俗名からの改名)と関係ある
としたけど、天皇の諡号(死後改名の源?)には言及せず。

戦後都市化で高位の戒名を求める風潮が生じた、一般墓地での
調査では、戦前院殿戒名は2割程度、それが戦後に激増、平成
では3分の2。

(院殿戒名は本来、寺に建物を寄進した人に授けられるもの)
墓石を立てることも、本来は贅沢。

社会変化や高齢化等により、葬式が脱贅沢化、直葬と呼ばれる
簡素な形式が普及しつつある。それがほぼ国際標準。日本の葬
式も、今後国際標準化すると見られる。