近代の不自然な解放主義Liberalismから脱し、自然な個性を受け入れよ。

近代Liberalism解放主義は、第一に古代宗教からの
解放を肯定した。

古代宗教は、現世の価値を引き下げつつ、現世での
身分差別を仕方が無いものとし、来世での解放、
差別からの解放を期待し幻想した。

近代革命思想は、来世での幸福、問題解決は無意味
だとし、現世を革命して問題を解決するとした。

宗教は役立たずで、現実問題から目をそらさせるもの、
そこからの解放が重要だとした。

近代革命は、宗教から人民を解放し、現実の差別や社
会矛盾から被抑圧者らを解放するとした。

日本戦後左翼Liberalismは、日本軍国主義からの解放
を正義とした。

日本が戦争に敗れたことを肯定し、外国、連合国の
正義を受入れた。戦前の日本歴史を徹底批判、それ
以前の歴史は論外、とし、外国追随、模倣を正義にした。

USA Liberalismは、20世紀に、民主党を介して、USAの
支配を世界に拡大させることを正義にした。

USAの権力を開放し、極大化させることを正義にした。
USA型民主主義を世界に伝道することを正義にした。諸国
を非民主主義前近代体制から解放するとした。

日本戦後左派は、敗戦直後の占領勢力方針、日本を徹底
脱産業化、Asiaの田舎にする方針を肯定したけど、冷戦下
で日本を産業発展させる方針に、宗主国が転換したことに
不満。

日本軍国主義は徹底悪、そこからの解放としての戦後平和
を肯定、西洋列強。連合国の悪を棚上げ。

戦後日本政治の主流派、自眠党は、日本左翼Liberalを批判
し、保守を偽装しながら、伝統よりも金儲け、利権を優先
させた。冷戦構造化の経済成長を享受、成長時代はTrickle
 downが機能した。

USAの世界支配戦略に追随しながら、日本にUSA国際利権の
おこぼれが流れるのを頂くことを戦略にした。日本庶民にも
利益が分配された。

でも、冷戦終結後は、USAからのおこぼれを期待し難い。
自眠党にはその認識が乏しい。

構造改革をすれば、経済成長が復活、継続すると妄想。
構造改革が日本は回作戦だと分らず(あるいはそれを承知し
ながら政治利権、地位のために悪政実行?)

でも構造改革で格差拡大、社会が疲弊底抜け。そのことを
認めて責任を取ることも、自然環境の制約を無視した経済
成長の矛盾を認めることも無い腐敗規制権力者らを退場さ
せねばならず。

過度の解放幻想、不自然肯定から転換、自然性を悪しき制
約とせず、個性として引き受ける態度への転換が望まれる。


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