橋本政権がClinton元大統領を怒らせた本当の理由?

「日本の情報と外交」続き。

日本は戦前から外国過小評価、自国過大評価、の
悪癖があり、戦後もそれが治らず、と著者は批判。

尖閣問題に関して、対中軍事衝突を煽るとか、軍事
衝突でも日本圧勝とするのは、相手が核保有国で
あることを無視し、中共過小評価だ、と。

太平洋戦Midwayの敗北は、暗号を読まれたこと。
日本側は読まれたことに気付かず。

USA盗聴戦略は戦後冷戦でも威力発揮。79年、
Afgan侵攻の年あたりから、Soviet要人盗聴に成功。

橋本元総理は、米国債売却したい、と発言して米側
に不興、潰された、とする説があるけど、本書は、
USA Clinton元大統領が不倫の窮地をIraq軍事攻撃
で脱出することを画策した問題を指摘。

日本側は、長野五輪を理由に反対して、USAを怒ら
せた、と。USAはJapan passingに走り、対中関係に
のめり込み。

N Koreaは日本列島上空通過のMissileを発射。この
状況で日本外務省は、独自偵察衛星保有で米大使を説得。
害務省の手柄?

Armitage氏らの反対派を押し切る。USAは9・11阻止
失敗、警告情報がありながら対応策を採ることが出来
ず、を受けて情報改革。

上層部に情報を集中させることよりも、組織で情報
共有する方向に改めたとのこと。

戦後日本は軍事面で弱体化され、現在は高額武器を
押売りされて保有するにせよ、USAからの指示が無い
とどもならず。

情報面でも弱体化された。山本七平の所謂空気に支
配される日本は、情報能力を強化するべきだけど。

著者はUSA Foreign Affair誌を高く評価。同誌を読め
ば、国際情報Mafiaに準ずる立場になることが出来る。

でも小泉政権の対N Korea首脳会談は、FA誌で示され
た、USAの意向を無視したものと批判。

情報のProは、15秒で話すべきだ、とのこと。総理大
臣答弁はその逆だけど、相手に分らせるよりも、野
党の質問時間を削減するのが主眼だから、だらだら
長く話す。




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