田中康夫元知事に引退勧告された津田氏だけど、全否定するのは惜しい?

津田大介著「ゴミ情報の海から宝石を見つけ出す」PHP。
14年2月。

文章を書く際にはfact七割、opinion三割にする。素人は
opinionばかりを書きたがるけど、その気持ちを抑制する。

推量と断定の割合を工夫する。著者の仲間の東浩紀さん
はそれが上手いと褒める。

炎上を恐れるよりも、炎上を繰り返して耐性をつけよ、
と説く。

高城剛さんが説く通り、これからの世の中で生き残る
ためには、得意分野を複数持つことが必要だ。

話が上手くなるには、兎に角場数を踏むことに尽きる。
資料は話の前に渡さずに、話の後に渡す方が良い、
身振り手振り付きで反すのが良い。

著者は、20代、駆け出しの頃、体力はあるから兎に角
書かせてくれ、と泥臭く葉書送りつけて売込みしたと
のこと。

今は専門Blogで人気を獲得して、雑誌、TV等既存
Mediaから声がかかるのを待つのが手順。

SNSは機会平等の世の中を作る。SNSは人脈を作る
よりも人脈を深めるための道具だ。

著者の情報源は本が3割、人づて4割、Netが3割。
Twitterで批判されても即Blockはせず、最低一回
は返信する。

付録対談で登場するNico動開発者「ドワンゴ」社長
川上氏、本来個人間には大きな差は無いから競争を
避けるべき、優秀な人は錯覚して競争をやりたがる
けど、と話す。

競争を避け、新しいこと、他人がやらぬことを
「逆ばり」してやることで、生き残るべきだ。

著者は、原稿書きで楽しいと感じたことは無い、
つらい、と話す。でも原稿が本になり売れるのは嬉
しい。

著者は再分配政策が良いと感ずる、だからLiberal
だ、と自己規定。

新規の仕事を依頼されたら必ず受ける。専門外の
ことなら、菓子折り持参してでも専門家に頭を下げ
て指導を受ける。

本書では、政治影響力行使したいとの願望が
ほのめかしで示されるだけだけど、愛知藝術祭
でのあのざま、今後政治権力に近づくのはやめ
る方が良い。



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