USAによる回教圏民主化を、条件付きで期待したBrzezinski

Brzezinski著「選択」続き。

global高齢化が進む中、USAの今の人口動態はglobalization
に有利。高齢化国は軍事面で不利。

世界貿易機関WTOの様な世界移民機関WMOが作られる?
globalization  indexは、globalizationが平等と政治上の
自由や統合を促進すると主張。

America Hollywood映画が世界文化革命を推進する。
世界映画産業収入の8割近くをUSA作品が占める。

Franceですら、映画配給会社は約6割の収入をUSA
作品から得る。USAはinternetも支配。

約7割のweb  siteはUSA生れ。web上の商業siteの96%
は英語だ。

1790年のAmericaは、人口の8割が白人、その中で87
%がAnglo−Saxon。USAは本来国民国家。

Italia、日本からのUSAへの移民は、自身の出身地と政治
上のつながりを切断した。

02年Newsweek誌調査で、回答者の3分の1は、Chinese
  AmericanはAmericaよりもChinaに忠誠心を持つ
とした。23%がAsia系がUSA大統領になることに
拒否反応。

でも著者は、時代とともに、この様な感情は薄れると楽観。
著者は猶太人への偏見の薄まりや、猶太人がUSAの各界
で重要な地位に就く状況を肯定。

覇権国の要請は、民主主義の美徳と根本のところで衝突する。
嘗て覇権が民主主義、複数主義の国家により行使された
ことは無い(USAはこの難問を解くことが出来るのか)

USAの将来像は、Singapore、Israelの様な民主主義かつ
独裁体制、要塞国家かも。

世界政府は、今の歴史段階では実現可能な目標にあらず。
数世代のうちに見通しが立つものにあらず。

共通の利害を持つglobal共同体には現実性がある。二国
間や多国間の自由貿易協定や地域政治会議は、肯定され
拡大されるべきだ。自然な展開だ。


今後20年からそこら先に地球が進むのは、Americaの
指導を、他国が欠くべからざるものとして受け入れ、
共通利害の共同体へ。さも無くば無秩序、混乱chaosか。

米欧協力は必要。America無き欧州は、豊かだけど無力
になる。欧州が反米連合に進むのは、米欧ともに負けになる。

AmericaがIsraelの安全に共感するのと、欧州がPalestine
人の苦境に共感するのとを合せて均衡がとれる。

AmericaはCarter大統領の下(著者の外交指導で)人権の
大義を促進し、Sovietをideology面で守勢させた。

Americaは自国の政治文化の押し付けを追求することはせず。
Americaが世界に民主主義に広めることは地球の平和に望ま
しい。でも大義を誤用し反対物にした歴史の教訓を忘れては
ならず。

中世の異端審問、France革命のguillotine、全体主義化した
社会主義。

回教の歴史上文化上の伝統を無視して民主主義を押し付ける、
狂信化した熱情で、は民主主義否定になる。

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