経営学者大学教師でありつつ、輪廻転生を基礎にした生き甲斐研究をする飯田史彦さん

飯田史彦著「生きがいの本質」PHP文庫。

輪廻転生を、生き甲斐構築に有効な仮説として提示。前世記憶
を持つ幼児の話を紹介。子が母親、母体を選ぶ。

物質世界で生きる意味は、不自由を体験することだ。(人為の
理念を過信し、不自由を闇雲に排斥する近代進歩主義左翼は問
題、不自由を受け入れるのが基本と感ずる)

三大不自由は、病、死、対人関係だ。成長願望を持ち、不自由
に対処するのが人の本質。不自由に価値がある。

学習のために、生れる前に前世記憶に蓋をして、潜在意識に封
じ込める。

産婦人科のある医師の説を引用、三歳まで母子密着で徹底して
愛を施し、その後にしつけをするのが良い、とする。

乳児は不安で孤独、それを解消させる。退行催眠による前世
記憶呼び戻しによると、夫婦はそのまま夫婦として生れ変る
ことが多い。

でも性格や国には変化し、男女が交代することもある。愛の
Cupidは存在する。この男女を結びつけて、二人の子として
生れる様に操作する。

著者の本業は大学教師、経営学者。ある読者から、Spiritual
研究の方を本業にし、大学は辞めよ、との提案を受けたこと
に対し、大学教師の肩書が、世間の信用を得て本を売るのに
商売上重要、と弁解。

怒りや恨みは憎しみの感情は、そのつらさを経験して知ること
に存在意義がある。

怒りを直接相手にぶつけてはならず、いつか相手を許すため
の経験とするべきだ。

退行催眠の知見では、 自分が過去生で加害行為をした相手から
苦しめられることが多い。

相手に当たる代りに自分に大事なものを壊して対処するのが良い。
人は本来性善。

明確な不正、悪に怒る、正義のために怒ることは肯定される。
罪を憎むけど人を憎まず。

人は5歳位までは前世記憶を 保存することがある。人生の価値
は、長さよりも、自らの境遇の中で、如何に多くの愛を施すか
にある。愛は命に優先する。


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