記者倶楽部批判を手掛りに、既成権力打倒、民主化を摸索する上杉隆さん。

上杉隆著「ウィキリークス以降の世界」光文社新書。

帯には、上杉氏は日本のAssangeとあるけど、全然過大
評価。著者は、Wikileaks問題で、情報の世界戦争が
勃発したとする。

鳩山由政権は、USA,S Koreaから親N Koreaと見られて
警戒された。

NY Timesの某記者が、Iraqに関する虚報を記事にし、
それがIraq開戦に貢献した。

Wikileaks代表Assange氏は、既存政府と既存報道の双
方を批判。

日本の新聞やTVが、Wikileaksを暴露siteと貶めるのは、
世界各国の中で異例の対応。自社による検証を怠る。

このことや、尖閣衝突映像をYou Tubeに上げた一色氏
への対応を見れば、日本の大手報道mediaは政府広報機
関に堕したとするしか無い。

中共人民の大半は「人民日報」が政府広報だと知る。
日本の新聞は実質「人民日報」とほぼ同様の広報なのに、
多くの日本人たちが新聞を信用する日本の方が、中共
よりも劣る。

湾岸戦争で、日本の戦費提供が感謝されず、の責任は、
日本記者倶楽部が外国mediaを排除したことにある。

日本の官報複合体、記者倶楽部により統制された記者
会見は、実質は懇談会と呼ぶべき代物。

Arabの春は情報革命によりもたらされた(陰謀論系の
情報ではそれよりも掘下げた話をするけど)

USAの意図に反した民主化がSNSによりもたらされた?
ITが、従来型の監視の仕組み、秘密警察等を超えた。
USAは、民主党も共和党もWikileaks、Assange氏を非難。

管見では、国内で権力が情報隠しをするのは民主主義
に反するけど、外交、国際問題に関して、情報暴きを
するWikileaksを単純に讃美するべきかはよく分らず。


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