在日米軍基地は、USA前方展開戦略への奉仕のため、と米元高官

Maher著、聞き手田原総一朗「自滅するな日本」
アスコム。

USA元高官に対して、田原氏がUSAの意向を探る。著者
は、沖縄基地再編現行案を支持。

普天間基地は、福岡、伊丹両空港と同程度の危険、世
界一危険、は日本反米派の捏造だとする。

基地の近くに民家がある問題は、建築を許した地元行
政が問題。基地建設の経緯を考慮に入れても。

この様な意見の著者は、基地地元元市長から、名誉棄
損で告訴された。

鳩山政権は、社民党への配慮で、沖縄辺野古基地建設
棚上げを決めた。

田原氏は、琉球新報の「オフレコ」破り（酒席で沖縄
基地建設を強姦であるかの如きに表現した防衛官僚失
言を叩く）を批判。

でもだまし討ちで記事にするよりも、その場で忠告す
るべきだ。反基地明言する琉球新報以上に、追随記事
載せた全国紙の方が問題だ、と。

著者は、沖縄はゆすりの名人を共同通信に誤報された
けど、本国国務省は否定声明出すことを許さず、解任
処分。

日本政府は自らの言葉で、国民や沖縄県に対して、
日米安保の意義、必要性を説明するべきなのに、それ
をやらずにUSAに責任を投げ、USAに支持されたからと
して事を進めるのでは駄目、と。

在日米軍基地は、日本のみならず、極東安保のための
もの。USAの前方展開戦略。

日米の国益は一致、が著者の認識だけど、拙者には、
日本がUSAの国際戦略を十分に認識し理解するかは怪
しいと感ぜられる。