第一次大戦前後、USAが恐るべき欧州潰し作戦を発動

W.Engdahl著「お金の神がみ」

徳間書店の邦訳本もあるけど、訳題は疑問?
1913年設立、USA中央銀行FRBは、民間銀行が、
政府、議会から金融権力を簒奪するための仕掛
けであり、さらに欧州戦争への準備を兼ねた。

FRBや、税制改革、国債販売で国民からの資金
集め、そして策略で欧州戦争起こして欧州を自
滅、没落させた。

欧州では、暗殺事件が大戦争に発展するとは全
く想定外、とされたけど、大西洋対岸勢力の謀
略を見抜くことが出来ず。

USAは、欧州の中で、Germanyを主敵とし、Freud
の親戚で心理学の知識を持つBernaysを参加させ
て、CPI人民情報会議を設立。

国民を反独逸感情に誘導、Germanyを悪魔化。
Germanyも手強く、大戦の過程で、Leninを手助け、
Russia帝政を潰させ、Russiaを大戦から離脱させた。

Germanyが東方Russia方面戦線から解放され、二
正面作戦止め、西方に戦力集中させれば、勝利す
るかも、と黒幕の金融勢力Morganは恐れ、USA
参戦に持込む。

USAは、欧州への物資輸出や資金貸付でぼろ儲け、
戦後は当時の世界中の黄金の4割を集積させ、英
国主導の金本位制を崩壊させ、USA主導の新金本
位制に移行させた。

英国は、最大産金国南Africaとの関係を利用して
抵抗。南阿を恫喝、黄金を英国Londonのみに運ば
せ、New Yorkに送ることを禁止した。

でも南阿通貨が英国通貨と固定される制度の御蔭
で、南阿経済崩壊、悪政物価上昇。

南阿政権は鉱山労働者strikek強制弾圧、白人労
働者を黒人に交替させて賃下げ、Apartheid人種
隔離政策の始まり。南阿政権交代。USAの策に乗
り、英国との関係見直し。

一次大戦後、英国、France,Italyの対米債務が、
Germanyの賠償額に等しい。

戦時中関税下げて大儲けしたUSAは、戦後関税再
引き上げで、欧州が対米輸出で借金返済すること
を妨害。借金返済のために再借金せよ、と。関税
と30年大恐慌は無関係。


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