20世紀型ideology冷戦から、21世紀型地政学冷戦による国際社会再分割?

21世紀の国際社会は、20世紀後半USA対Soviet
の冷戦とは別の新冷戦。

USA対中共の国際覇権闘争に突入した。20世紀
冷戦では、世界観、ideologyがことなる2大陣
営がほぼ没交渉で対立した。

現在のUSAと中共は貿易で密接な関係を構築、
米中新冷戦は、20世紀冷戦の様な徹底した対立
にはならず、との見方もあるけど、米中世界観
の相違も、かなり明らかになりつつある様に見える。

USAもSovietも、周縁部に位置したにせよ、西洋
文明西洋勢力の中に含まれた。

しかしChinaは古来東洋勢力、非西洋勢力。古来
自己中心思想、Chinaが世界の中心だとする中華
思想を維持する。

旧来の、西洋と東洋の対立の視点も重要だけど、
現代流行の、地政学の視点も重要に見える。

地政学の中でも、海洋勢力と大陸勢力の対立の
図式。海洋勢力USA対大陸勢力China.

今の欧州は、ideologyでは親和性が大きい筈の
USAよりも、同じ大陸勢力中共に靡く。

島国英国は大陸欧州に嫌気がさし、EUからの離
脱手続きを進める。

ideologyよりも地政学による国際社会再編成、
世界再分割が進行中。

従来の地理概念を白紙にした思考が必要になる
可能性がある。

日本はAsiaの一員として、Asia諸国と、戦争時
の対立を克服して和解するべきだ、欧州でGermany
が旧敵国と和解したのを手本にせよ、との課題
設定が無意味になる?

世界は海洋勢力と大陸勢力とに2分されつつある。
海洋勢力の一角日本は、他の海洋勢力との関係
を重視し、大陸Asiaとの関係を抑制するのが良い。

George Orwellは、1948で、国際社会再編を大胆
に構想。世界はEurasia,Eastasia,Oceaniaに三
分割されるとし、英米をOceaniaに編入した。

Orwell流には日本はEastasiaの一角になるらし
いけど、地政学ではOceania大洋州の中に入るの
が順当。



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