反自然、反社会の企業権力を抑制し、格差抑制、自然との共生に転換せねばならず

Soviet型社会主義は、資本家廃絶、民間企業禁止、
国営企業、国有財産を重要な柱にした。

これは規模が大きいほど有利になる、近代工場制
機械生産の論理を利用したもの。

社会主義は、国内競争を抑制抑圧しながら、国際
生産力競争で勝つことを目指した。

しかし社会主義国営企業は、資本主義多国籍企業
に敗れた。資本主義は国際金融を駆使し、多国籍
Global企業で、労働組合運動に空を切らせながら
企業規模を拡大して勝利。

「共産党宣言」は、共産主義運動を幽霊と呼び恐れ
る態度を揶揄したけど、管見では企業、国家、組織
の実体無き抽象物であり幽霊。

近代科学は、幽霊等実体無きものを、迷信として排
除するのを基本方針にしたけど、Marx系社会主義は、
科学を標榜しながら、企業(国営企業)や国家に
過度の実体性や権限を持たせ、倒錯した。

資本家対労働者の階級対立、の誤れる問題設定で、
対策を誤る。企業悪を見落す。

資本家による企業経営から、前衛科学主義官僚に
よる運営、計画経済に移行、資本主義私企業から
国営企業に移行すれば、資本主義よりも急速に
生産力、生産量増大して勝つ、と幻想した。

企業は権力者の手足、leverage,梃子、自然支配の
ために権力を増大させ、怪物化する。

企業は反社会性、反自然性を持つけど、国営企業で、
企業=国家=社会にすれば、問題解消としたけど、
それは甘い。

資本主義は社会主義に勝利し、優れたものとされた
けれど、自然環境、地球環境問題が浮上。

自然支配の正義が怪しい段階に。自然支配から自然
との共生に転換するべき。

自然支配競争を止める。競争を抑制、多様化。分野
わけを細かくして格差抑制。企業権力を抑制。

近代政治は、金儲け、企業活動は下賤、とする古来
の価値観に胡坐をかき、企業法には手を付けず、
企業活動の結果に介入して所得再分配したけど、
企業法を立法府が整備して、格差抑制、再分配の
手間を省く様にする方が良い。

対策として、内部留保税も一考だけど、原理原則
からすれば、抽象存在が物資を所有することが矛盾
で、企業の所有権を否定するべき。

既得権者が激しく抵抗するから、実現はかなり困難
だけど。

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