鳩山一郎対Soviet接近は愚策、でもそれ以前に、吉田茂が不利な安保、地位協定押しつけられたことの罪の方が大きい。

副島隆彦著 「日本の歴史を貫く柱」

日本軍はUSAの煽動と策略に乗せられ、愚かにも大陸での戦線拡大に暴走。

Rothschildは日本に、大陸を軍事占領するな、
経済支援せよ、と忠告したけど、その意を受け
た政友会政治家らが次つぎに暗殺された。

日中戦争で日本を自滅させるRckefellerの策略だ。
浜口内閣の金解禁も策略でやらされた。でも浜口
と井上元蔵相は口封じで暗殺された。

この時期、Rothschild日本代理店三井財閥の番頭
池田成彬は、錯乱して国益を害した。

三村文男説を援用、海軍人米内元総理、井上成美、
山本五十六が日本を太平洋戦争に突入させた主犯だとする。
国民政府を対手とせず、の近衛声明を出させたのは米内だ、と。

広田元総理は、自殺した近衛の代理として処刑
された。A級戦犯に海軍から一人も入らず、が
海軍主犯の傍証。

副島隆彦著「日本の秘密」新版、PHP。
戦後日本政治の所謂保守本流、吉田茂を礼賛する
説を著者は批判。

MacArthurの戦後占領統治は、社会工学
Social engineeringを日本に適用したもので、乱暴暴虐。

Philippinesの占領統治を日本にも適用したらしい。
DullesらMac側近は、戦後冷戦に対処するための
逆Course政策、日本再軍備、再工業化を提言したけど、Macは拒否。

日本を東洋のSwissに、と妄想。Swissは軍備も
先端産業もあるけど。

吉田茂は、権力のために、Macと妥協、再軍備
抑制、左派政党との国対談合政治政治を導入。

鳩山一郎ら党人政治家を封じ込めた。著者は
片岡鉄哉元教授を援用して吉田茂を批判。

自社さ連立は日本戦後政治(吉田政治)の当然
の帰結だとする。

Macは、朝鮮戦争で原爆投下の無理戦術主張して
解任されたとの説があるけど、それ以前に本国
からの信頼を無くした。

戦時中も戦後しばらくも、USAは民主党政権、
それなのに共和党のMacを占領司令官にしたのは
やはり無理な人事。

Mac解任で梯子外された吉田茂は困惑。吉田は
Asia版NATO、集団安保体制を阻止したけど、
その報復としてSan Francisco条約を押しつけ
られた。

日本に不利な安保条約、地位協定。吉田茂自身
もこれは失敗と感じた筈で、帰国後、莫迦野郎
解散等で荒れた。

鳩山一郎は、公職追放で政治勘が乱れたのか、
罠にはめられたのか、対Soviet接近の愚策。

Dullesら宗主国が分ら呆れられ、日本外務省は
非協力。鳩山の失策が吉田茂の失敗を隠した。

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