知識社会化せず、反知性主義に支配された現在日本はDruckerの期待に反した。

Drucker著「ポスト資本主義社会」Diamond社、93年7月。

Soviet社会主義崩壊後、近代西洋流自由主義資本主義
経済と民主主義政治の完全勝利、歴史終焉、人類発展
の最終段階に到達したとの説も出た。

著者はそれを否定。社会主義崩壊は一つの歴史の終了
だけど、また新たな歴史が開始したとする。

著者は日本人論客堺屋太一の知価社会論にも軽く言及。
脱近代、新代は中世への回帰だとの説を否定。

著者は戦後20世紀後半日本の成功が、自由世界西側陣
営の安定に貢献したと高く評価。

工業で成功した日本は、新時代の新状況にも対応する
能力があると期待した。

でも国際社会は戦後冷戦期日本の成功は、安保只乗り
だ、不正利得だとし、日本を賞讃するどころか、日本
を敵視し、日本潰しを展開。日本はそれに屈した。

USA政治は、日本流土建利権ばら撒きの代りに、貿易
摩擦叩きと工場誘致、Blue collar労働者への雇用に
固執する。

それに対して日本は、教育水準を高め、知識労働者育
成の方針、と当時の著者の目には見えた。

日本の大学は、少子化傾向に対応するために、大学院
重点化、拡充を進め、延命を試みた。

それはある程度は経営効果を発揮した。でも日本の高
等教育は、著者から19世紀型と評された状況を殆ど脱
せず。国際競争力を獲得せず。

日本を知識社会化することに貢献せず。日本は国際金
融戦争にも、Chinaとの安値製造業競争にも敗れた。

そして賃下げ政策や外国人労働者(実質移民)導入の
愚策へと転落。

愚策を嘘と詭弁と野党罵倒でごまかす反知性主義政治
が横行。

著者は、新時代の生産手段たる知識を所有する知識
労働者の増加が、企業組織のあり方を変革する、と
したけど、日本はBlack企業が横行する状況に退行。

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