多様性概念を、既成秩序破壊に悪用するな、商業市場で適切な関係生成することが重要

最近の、社会に関する議論で、多様性がもてはやされる
ことが多いけど、注意が必要。

多様性そのものは善にあらず、多様性を前提に、その中
で適切な、善の、相互利益の関係が、可能な限り多く
形成され、混乱を極小化させる状態を作り出すことが、

管見では、生態系を応用した見立てでは、望ましき社会
のあり方。適切な関係無き多様性は混乱であり悪である。

農村型共同体社会では、関係や多様性や各人の個性が
抑制され、没個性化した。権力支配は抑制された。

古代文明社会、権力社会では多様性がある程度認めら
れたにしても、序列、差別が肯定され、関係が抑制された。

現代の左翼反国家主義者は、多様性が重要だと主張し
ながら、多様性概念を、既成秩序批判破壊のために誤用
悪用するのでは、と拙者は疑念を持つ。

日本の戦後平和主義者は平和概念を誤用し、平和を
目的化したけど、平和は前提条件として重要である
にしても、平和を目的化するのは誤り。

多様性も、やはり目的化するのは誤り。誤用を
慎まねばならず。

現在の人類は、農業革命、工業(近代産業)革命
に次ぐ第三次産業革命、商業化革命の段階。

商業は勿論、古くから存在したけど、20世紀終盤
以降のInternet化、情報通信IT技術革命は、商業
の質や意味を変化させつつある。

近代型の工場大量生産に合致した、大資本型商業
から、各人の個性を生かし、世の中の多様性を増進
させる新代商業へ。

序列の論理で、川上から川下へ物資を流通させる
従来商業から、個性をうまく活かし、相互利益を
達成する人間関係を清算する商業へ。

機械化、自動生産が徹底する新代社会では、人の
生活で重用なのは、対人関係なる抽象物を生産す
ること。

対人関係をうまく生成するために必要な技術が
新代商業文化、自然を相手にする農業文化や、
貴族文化、祭りの文化などの消費文化よりも
進化した新文化。

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