USA大統領は、自国前任者の戦争誘発を責める以上に被侵略国指導者を非難、米欧分断を可視化

 戦争に関してBiden氏よりもZelensky氏が悪いとは、恐らくTrump流嘘論法。Biden政権が魯国を戦争に誘導し、Ukraineのみならず欧州を破壊する作戦を実行したことを隠す。

USA民主党が、2014年Ukraine革命で、その後の魯国Crimea侵攻を誘発や22年開戦でも軍事介入なし宣言で魯国の軍事暴走を誘発。

経済制裁で西側と魯国の経済関係を絶たせた。共和党Trump政権は魯国と手打ち姿勢、Ukraineや欧州への軍事関与縮小で欧州の梯子を外す。

2大政党政治を悪用した恐るべき覇権戦略で欧州落城へ。

Ukraine戦争勃発直前に、Biden氏が、もし魯国が侵略するなら、USAは厳しい経済制裁を科すけど、軍事力を行使せず、としたのは正しい対応なのか、失策なのか、魯国を侵略に誘導するための策略なのか。どの説を採用するかで、その人の立ち位置が分る。

Ukraine戦争は、USAによる魯国潰し、の魯国側宣伝を受け売りする人が居るけど、冷戦後の魯国はSovietに比べて敵として優先度は下。EU覇権主義を潰すことの方が重要。

魯国のこれ以上の侵略を阻止するには、戦闘中でもUkraineをNATOに加盟させよ、論があるけど、むしろ逆に、NATOを解体すれば、魯国の軍事行動の正義が消滅し、手打ちが可能になるのでは。

EUやNATOを解体すれば、魯国侵略の大義が消滅。そこで魯国が撤収すれば、侵略、国際法違反の問題は有耶無耶になる。

国内事件なら、盗品を返却しても罪が消えることは無いけど、国際問題では厳格な対応は不可能。

欧州の政治家たちが面子を捨てて、その様な思考にたどり着くまでには時間がかかる気がするけど。

USAが、Ukraineに、軍事支援への見返りとして鉱物資源利権を渡せと要求。日本には北方領土でも尖閣でも、単独で資源開発するほどの軍事力の担保は無いから他人事にあらず。

中共と、あるいは魯国と2国間共同開発は無理。USAの様な有力第3国を入れる必要があると見られる。

日本は明治以来の西洋化欧化から転換して独自化すべき。没落衰退の欧州はもはや手本にあらず

 日本は19世紀に、西洋に攻略された清国を反面教師にし、西洋欧州を手本にして急速に改革したけど、今は、明治以来の欧米追随を脱し、欧州を反面教師にして、移民の害を抑制する政策に転換するのが望ましい。

今は国際近代西欧の覇権、国際支配が崩壊、国際社会での発展の公式は消滅。各国各民族が独自化し、無理な競争を抑制するのが良い。

古代の世襲身分差別を克服するために、近代資本主義では、競争至上主義が導入されたけれど、これには矛盾と弊害がある。

競争を必要悪として相対化するべきだ。個性を生かして、無駄な競争を避ける生き方が目標。競争至上主義を、市場主義と混同する低級な資本主義批判は無効。

globalism流の国際協調は格差を隠蔽した欺瞞、それよりも諸民族のすみ分けで摩擦衝突を抑制。

対中関与宥和政策はglobalismの一環。その誤りを認め、方針転換、関係を縮小するべき。

中共は、戦略互恵と対話の建前で日本を油断させ、salami戦術で少しづつ利益拡大の既成事実を積み重ねる。

あちらのだましを逃れるには、関係を極力小さくする。中共との関係に固執する日本政府は、相手国の態度の変化に鈍感すぎる。

日本は冷戦後に経済包囲網と高齢化で経済2流国に没落。中共が、新冷戦包囲網と高齢化を乗り切るのは非常に困難。社会保障整備に巨額の財政負担が必要になる。

鳩山由紀夫元総理が退任後に反米を拗らせ、魯国系の反米陰謀論に流されるのは残念。USAは3.11大震災後に反日政策を緩和させたから、そこまで怨念をつのらせる必要は無い。

団塊世代は過剰人口。過剰なものは、一個体あたりの価値が下がる。それが経済の論理。

しかし団結して数の力を作り出す政治力学を覚えたから、銀色民主主義で無理な社会福祉を求め、社会の重荷になる。

団塊2世はglobalismの経済論理に直撃されて賃下げされたけど、抵抗する政治力を持たず。

西洋系政治politicsでは価値中立、計算が重要。儒教政治は正義押し付け。日本左翼政治は外国憧憬感情論

 管見では日本の思想上の課題は、農村共同体流の空気支配を進化させること。左翼は、官僚支配、特定思想の押し付けに移行させることを目指すけど、それを防ぎたい。

左翼認定の、特定少数者擁護を多様性と呼ぶよりも、市場経済進化によるすみ分け化の多様性が望ましい。

脱原発は脱成長。人工知能開発を遅らせ、官僚制を守る。それが左翼思想。それでどれだけ世間の支持を得られるか、堂堂と主張されたらよろしい。

日本政府は、当面の国際競争力確保には原発が必要と判断した模様。

USAは、中共による国際覇権簒奪を阻止、東Asia地域覇権確立も阻止する戦略と見られる。

冷戦後に日本の経済を2流に叩き落したけど、中共との対抗上、日本をある程度は復活させねばならず。

USAとしては、魯国との関係は、欧州対策、中共対策の点で重要だけど、表向きは価値観の相違対立を演出。

日本の対魯接近にも反対。QUADに関しては、安倍元総理に手柄をとらせたけど。

Trump第2次政権は反欧姿勢を露骨化。UkraineやZelensky氏への批判を強化。Z氏は、任期切れの不正な大統領で国際交渉をする資格が無いとする魯国の主張に唱和。

反魯国よりも反欧。Ukraine戦争は、魯国潰しのための代理戦争だとの魯国擁護論が無効化。

戦争等の重大事態時の選挙停止延期を正当化する緊急事態条項導入を画策する国内右派にも不都合。

近代精神、近代科学精神は、価値中立。価値の問題への介入、価値押しつけを避ける。

左翼思想は、正しい知識を獲得する方法として科学を過大評価し、科学に価値を混入させ、価値を政治権力が押しつける。

政治は、儒教文明では、正しさの押しつけ。古代都市国家に由来する西洋のpoliticsは、秩序維持を旨としました、価値への介入を避けるのが基本。

politicsでは数学mathematicsが重要。日本の主流権力は、権力利権の計算を重視するけど、非主流左翼は、被害者意識、他責主義、外国憧憬の感情論。