民族主義汚名返上、国民国家再構築、市場経済進化、弱肉強食から生態系へ

 近代国民国家Nation-stateは、国民Nationの上に国家統治機構Stateが乗る。

建前ではNation=stateとされるけど、実際は、国民Nationを統治機構が支配し、統治機構が一部特権者たちにほぼ私物化される。

nationalismはは悪とされる。Stateが権威を主張し、国民有権者が選挙でそれを追認する。国民主権は嘘。

Marx主義経済学は、近代政治権力の矛盾を軽視し、経済権力を問題にした。資本家による労働者搾取を問題にした。

古代文明社会は、世俗権力の上に宗教権威が位置したけど、近代政治は、古代宗教を代替する権威だと主張した。

近代政治は資本主義経済をも超える権威だとし、資本家権力を抑制することを試みた。

その権威を頼りに、累進課税制度や法人税等の再分配政策で、資本主義の差別、格差を緩和させることにした。

近代議会制度、議会制民主主義を導入した。搾取される多数派は、格差縮小、緩和策を支持する。Marx主義、社会主義者らはそれではぬるくて駄目だとした。

搾取を根本から断つため、資本家階級を絶滅させ、生産事業を原則として国営化すべきとした。

国営統一企業による生産の方が急速に生産拡大が可能、労働者の平等も達成、一石二鳥とした。でもそれは錯覚。

社会主義体制は、Nationを否定するStatism国家主義、所謂全体主義。Soviet以来の社会主義体制は、官僚統制、国家統制で不自由な社会になり、国際資本主義Globalismに敗北。

社会主義の、金融資本主義に対する誤れる見方も敗因。

global資本主義は、国際競争、各国分断状況に悪乗りして、各国内の労働者に不利な格差拡大政策を推進させた。国民国家が形骸化。

万国の労働者の団結、の左翼の標語は実現不能の空論。global資本主義が、左翼社会主義と別の形でnationalismを抑圧。しかしglobalism時代は長続きせず自壊。

近代国家の権威は破壊されたけど、資本家が権威になるのも無理。

魯国や中共の様な大陸勢力は民主主義否定、独裁強化。帝国主義回帰。民主主義や国民国家の再構築が必要。

市場経済を、自然生態系に相当する権威に進化させるのが良いと見られる。

生物進化論を曲解し、資本主義型市場経済の弱肉強食主義を、生物の自然淘汰と同様の過程だとした謬説から脱する。

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