日本はAsiaの一員であるよりも島国海洋勢力の一角として対中新冷戦に対処すべき

 現在の国際社会は、新冷戦。USA対中共の国際覇権闘争に突入した。20世紀冷戦では、世界観、ideologyがことなる2大陣営がほぼ没交渉で対立した。

現在のUSAと中共は貿易で密接な関係を構築したけど、USAはTrump関税や先端産業規制で中共との経済関係抑制に動く。

USAもSovietも、周縁部に位置したにせよ、西洋文明西洋勢力の中に含まれた。20世紀後半冷戦は西洋文明内闘争。

しかしChinaは古来東洋勢力、非西洋勢力。古来自己中心思想、Chinaが世界の中心だとする中華思想を維持する。

米中新冷戦は文明間覇権闘争。地政学の、海洋勢力と大陸勢力の対立の図式。海洋勢力USA対大陸勢力China。

島国英国は大陸欧州に嫌気がさし、EUから離脱、代りにTPP加盟。欧州文明は空洞化。

Soviet崩壊後のUSA一極支配globalismを経て、地政学による国際社会再編成、世界再分割が進行中。

中共は毛沢東主義挫折でideology希薄化、資本主義と共産党独裁の折衷。根拠曖昧な自国至上主義。

西側民主主義対中魯等権威主義の対立図式も流布する。従来の地理概念を白紙にした思考が必要になる。

日本はAsiaの一員として、Asia諸国と、戦争時の対立を克服して和解するべきだ、欧州で独国が旧敵国と和解したのを手本にせよ、との課題設定は無意味。

国際社会は海洋勢力と大陸勢力とに2分されつつある。海洋勢力の一角日本は、他の海洋勢力との関係を重視し、大陸Asiaとの関係を抑制するのが良い。

USA離脱後のTPPが重要。George Orwellは「1948」で、国際社会再編を大胆に構想。

世界はEurasia,Eastasia,Oceaniaに三分割されるとし、英米をOceaniaに編入した。

Orwell流には日本はEastasiaの一角になるらしいけど、地政学ではOceania大洋州の中に入るのが順当。Eurasiaは今後中魯回の三つ巴闘争になるか。

ideology左翼は、日本が中共属国になることが望ましいとする。

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