日本は冷戦後、団塊世代が中高年を過ぎてから、団塊世代は人口過剰だから、一人当たりの社会保障を低めに設定せざるを得ず、と説得し制度を調整することに失敗。
冷戦終結、global資本主義浸透による国際競争激化と人口構成変化が重なる。この大変化にうまく対応せず。社会保障保険料過剰負担、増税、少子化と経済力衰退の道に進む。
団塊世代に対して、青壮年期は年功序列で賃金抑制したけど、中高年以降の賃金、退職金、社会保障抑制に失敗。
代りに団塊2世に皺寄せして人件費抑制、の形でのglobalism対応。所謂氷河期世代発生。中共との競争や賃下げに走らず、保護貿易策をとるべきところ、それが出来ず。
日本共産党は、自国政府の過去を糾弾するけど、自党が、戦後の混乱期に、在日暴力主義者と連携したり、Stalinの指示で暴力革命を試みたりした過去を有耶無耶にする欺瞞。
左翼は戦争や暴力に表向き反対、交渉、対話の必要性を口では説くけど、実際には対話不能。自説を絶対に譲らず、妥協不能。言葉の暴力濫用。
自説を持ちつつもそれを過信せず、妥協の余地を残さねば交渉や政治にならず。
西洋近代市民社会が成立したのは、近代西洋が大航海時代に新世界を発見、新たな支配対象を発見したから。
植民地主義と表裏一体の近代市民概念を基準に、非西洋の文明や社会を裁断するのは誤り。
西洋流の市民は本来非労働者、特権者を表す差別概念。戦後左翼は国民や民族の概念を嫌悪し、市民概念に幻想を持つけど、市民概念の差別性に無頓着。
西洋近代の明と暗との両方を見ずに、日本には近代市民社会が無い、日本人は劣等だ、などとするのはお粗末。
日本軍部のやり方が失敗であるにしても、近代西洋の人類支配を止めさせ、国際社会で諸民族対等化を実現させる課題が残る。
今の魯国や中共の西洋批判は、旧日本軍以上に乱暴で有害なもの。
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