近代国民国家はなぜGlobalismに敗北したか。
近代国家、近代政治、近代市民思想は欧州の、
欧州による、欧州のためのもの。
人類普遍性無し。西洋基督教が普遍性持たぬ
のと同様。
欧州は、国際男女平等度順位発表とか、国連を
通じた事業とかで、欧州近代理念の優越性を
宣伝し、国際社会に広める工作をする。
日本とかの非欧州は、こんなに順位が下で、
遅れる、劣る、悔しいなら欧州を手本にして
欧州を真似しろ、と洗脳する。
近代国民国家体制は、古代Roma帝国による欧州
統合の栄光への復帰が挫折、近代宗教戦争に見ら
れる様に、基督教の権威が限界、の状況に対処
するための仕組み。
欧州から見た「新世界」植民地発見に対応。
古代文明秩序では、宗教権威を戴きつつ、貴族
や武士階級が、農民ら労働者階級を支配し搾取
する体制を、近代には拡大再生産された。
近代国家を頂く欧州諸民族(言語や文化により
分割された)が、非欧州植民地を支配し搾取する
体制に移行した。
古代宗教権威が近代国家、近代政治思想に移行し、
古代貴族が近代欧州市民になり、古代労働者は
植民地住民に。
近代欧州諸国は植民地獲得競争をしながら、相互
の直接闘争、戦争を抑制することを暗黙の了解に
したけど、20世紀欧州(第一次)大戦でそれが破綻。
新大陸、新世界国家、欧州系移民が建てた分家国
USAに国際覇権を譲り渡した。
欧州は懲りずに、近代宗教改革発祥地Germanyと、
基督教会総本山を領域内に持つItalyが枢軸連合を
形成
(日本はこれらと三国同盟を結成したけど、地理上
大きく離れた日本が厳密な意味で枢軸国に含まれる
ことは無い)
して第2次大戦で敗者復活を試みたけれど、やはり
敗北。2次大戦後、欧州植民地主義は崩壊。
戦後欧州は旧植民地から移民を受け入れ、国民国家
を侵蝕させる自滅の道を進む。
欧州は自らの理念の勝利だと暫くはごまかしたけど、
2010年代から破綻状態が露呈。
国民国家が逆襲するには、USA型Global資本主義を
超える人類普遍の理念制度を設定し、その下に諸国
家が並列するあり方に移行することが必要。
日本としても天皇制独自制度死守、ではGlobalism
に勝つことは出来ず。
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