日本式経営否定の構造改革は、思想改悪、儒教流利己主義や無責任を蔓延させた。

近世末、日本は黒船に強制開国させられ、重大な
外交敗戦を喫した。

日本はそれでも、技術面で負けただけ、精神面、
思想面では敗北せず、として和魂洋才なる屁
理屈を建前として掲げた。

西洋近代技術を輸入模倣しながらも、日本伝統
思想を維持する、と。

しかし日本の島国思想やGalapagos武士道では、
勝つためには手段選ばず、の大陸文明に対抗不能。

そこで明治政府は、官僚機能強化、家父長主義
強化、等儒教文明の要素を借用した。

近代日本軍国主義は、第2次大戦敗北で重大な挫折
を喫したけど、日本は問題を軍部や軍国主義に
限定し、官僚体制を維持した。

戦後国際冷戦の御蔭で、日本は産業復興、発展に
成功。でも冷戦終結で暗転。

Bubble景気崩壊、長期不況。今度は企業経営が
問題、敗因だとされた。

会社に共同体の要素を持たせ、従業員に配慮する
日本式経営は非効率として否定され、企業を利潤
追求の道具とする思想を中核としたUSA流企業経営
が国際標準であり手本だとされた。

構造改革。でも日本企業がUSA流合理主義経営に
移行するのは困難、儒教流利己主義が日本企業に
蔓延した。

儲けのためには品質や表示を偽装する、社会全体
の安定を無視し、社員を虐め、給料を出し渋り、
差別する。

権力全般の問題としては、責任Responsibility
の国際標準思想を拒否。

Responsibilityは、自身の行動の結果、予期
せぬ不利益不都合が生じた際、それにうまく
対応Responseし、損害を極小化する能力。

でも今の日本の権力者らは、問題が生じても、
有耶無耶化や責任転嫁、責任逃れ、無能を認め
て地位を退くことは稀で、地位に居座る。

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