独自国際大戦略を持たざる日本は、周回遅れで移民や水道身売りの罠にはまる

日本は第二次大戦、太平洋戦争で惨敗。戦勝国、
占領勢力USAは、終戦直後旧敵国日本を再起不能
にし、日本の近代化を全否定、日本を徹底脱工業
化し、田舎国に没落させる方針を一旦は立てた。

でも戦後Sovietが火事場泥棒の如くに勢力拡張、
国際社会をほぼ二分。

中華民国は毛沢東共産党軍に打倒された。社会主
義、共産主義勢力のそれ以上の拡張を抑制するた
めの防禦壁の役割を、戦後日本は持たされた。

日本は再工業化を許され、1950年朝鮮戦争勃発の
好機を生かし、経済成長時代を享受。

しかしSoviet崩壊、冷戦終結で日本お役御免。
日本の経済成長時代終焉。

USAは国際包囲網で日本の産業力を2流に叩き落と
した。

日本は中国に国別GDPで抜かれ、中共の覇権戦略、
反日攻勢に押しまくられる。

でも政治家ら、権力者どもは、時代の転換を認識
せず、宗主国にだまされ、操られ、構造改革をや
れば、日本は再び成長軌道に復帰すると幻想。

社会基盤を破壊し、格差を拡大させ、社会混乱を
作り出した。それでもなかなか過ちを認めず。

戦後唯一の本格政権交代で成立した民主党政権は、
官僚支配体制脱却を目指しつつ、宗主国による虐め
を緩和するために、対米、対中等距離二股外交を
摸索したけど無惨に挫折。戦後民主主義崩壊。

中共の覇権主義は、今や20世紀後半Soviet並の脅威。
冷戦化で封じ込めねばならず。

でも国際2流国、対米属国日本は、独自の国際戦略を
殆ど持たず、大国戦略を曲解誤解して右往左往。

自前で自由貿易を実施する能力、軍事力が無いのに、
自由貿易幻想に浸り続ける。TPPや欧州との自由貿易
協定に走る。

自由貿易の基本は、英国による印度攻略に代表される
様に、軍事力を背景にした工業製品輸出押売り。
日本が独力で自由貿易やる力は無い。

日本がやるべきことは、幻想を保守することよりも、
国際環境変化への対応。

日本権力は、Globalism勢力の労働者虐め、賃下げ戦略
の恐ろしさを認識せず、国内外悪徳企業を甘やかし、
周回遅れで移民政策、水道民営化に暴走。罠に落ちる。

日産外人会長を国策捜査で逮捕、失脚させたのは一矢
報いた形だけど。

成長のための集権から成熟のための分権に転換せよ

成長主義は、若年層が多い人口増加時代に機能した。
近代工場生産、大量生産、安値販売で他社との競争
に勝つのが基本。

日本は、明治以来、他の非西洋諸国が近代化、工業
化に乗り遅れる状況で、西洋先進国の真似をして
それなりの利益を得た。

しかし冷戦終結後、多くの国ぐにが工業化を軌道に乗
せ、国際競争が激化すると、日本の優位がほぼ消滅。

でも日本の3流政治屋や経営者らは、日本の不利、
状況変化を認識せず、構造改革すれば日本は成長力を
回復すると錯覚あるいは妄想。

企業権力強化、格差拡大。でも企業の成長、利潤獲得が
社会全体の矛盾になることを無視。

非正規労働拡大、外人労働者、実質移民導入で賃下げ政策。
公務員特権維持のための消費税引上げ。

その様な政策は弊害が明かなのに、愚かな厄人や経営者
どもはそれを認識せず。

France,Parisでは増税反対暴動が起き、民主主義健在を
示すけど、日本は愚かな拙五味の世論工作の効果で、
悪政連発で内閣支持率暴落すべきところ、世論が静か。

本当は成長から成熟へ大転換するべき時。人類文明が
近代から新代へ大転換しつつある。大量生産安売り戦略
断念し、適量生産、顧客との相性重視に移行せねば
ならず。

高齢者対策としては、嘗ては農業が、高齢者向けの仕事に
位置づけられたけど、農業人口が激減、さらに農産物輸出
化が試みられる中、農業の代りに、年金の足しになる仕事
を開発せねばならず。

社民主義流再分配での格差抑制は今や機能不全。それを
復活させよとの意見もあるけど、今はむしろ、分配の段階
での是正措置が必要な状況。

最低賃金引き上げ、公務員給料引下げ、同一労働同一賃金化。

他人の真似をしながら、価格競争、よりも独自化、稀少価値
追求で競争抑制、すみ分け化を目指すべき。

資本主義、企業集権主義から、分権化、商人社会化に転換。
各人が商業能力を強化させて、悪徳企業の権力を封じ込め、
成熟した市場の下で公平な分配を実現して格差抑制。